「初めの夜」:侵食の始まり

1. 予兆と違和感

部屋に満ちる、甘く、どこか毒を含んだような「雫」の香り。

彼女はまだ、それが自分の理性を焼き切る導火線だとは気づいていない。

「なんだか、今日……変なの……」

普段の彼女なら決して見せない、潤んだ瞳。その瞳の奥で、獣のような本能が静かに目を覚まし始めている。

2. 身体の裏切り

脳は拒絶を叫んでいるはずなのに、身体は熱を帯び、内側から突き上げる疼きに抗えない。

膝を摺り合わせるたびに、シーツとの摩擦が火傷のような快感となって脳髄を焼く。

自分の意志で動かせない指先が、無意識に秘部へと伸びていく――。その「初めての崩壊」こそが、この夜の真の愉悦だ。

3. 決定的な「堕落」の瞬間

「お願い……助けて……」

助けを求めるその声は、いつしか「もっと壊して」という懇願に変わる。

聖域だったはずの寝室が、甘い喘ぎ声と『雫』の残香に支配され、彼女はただの「雌」として産声を上げる。

これが、終わりの始まり。彼女が二度と、元の場所へは戻れない夜。

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